泣こかい ♪ 飛ぼかい ♪ 泣こよか ♪ ひっ飛べ ♪ 昔から鹿児島に伝わる言葉です。 迷ったときいろいろ考えるより即行動せよ。 地元テレビ番組で、小学生低学年にこの言葉を知っていますかと聞かれ、 ほとんどが知っていませんでした、 しかし、案ずることなかれ。 高学年になるにつて自然と覚えていくのです。 どこでも郷中教育の残りがあり、様々な風習、言葉が残っていると思います。 私の生まれは鹿児島でも、超超田舎にあります。 小さいころの思い出として、大人が月に1回子供を集めて指導していました。 場所は地区の公民館です。 朝、8:00から1時間ほどです。 内容は男子が剣道です。 防具とか竹刀の本格的道具はなかったのです。 大人たちが木で作った木刀です。 ただ大声をあげて対手にうちかかるのです。 この繰り返しでした。 「コラッ!!声を出さんか」 とかねては優しい大人が叫ぶので、皆ビビッて一生懸命大声を出していました。 済んだら、説教です。 内容は覚えていませんが、 2つは覚えています。 @ギを言うな!! モンクを言うな…反論するな…素直になれ A我ガから挨拶セェ!! 自分からしっかり挨拶しろ 「お前たちゃ親に挨拶しちょいか」 これでした。 この中に、親に感謝しろという意味が含まれていたのでしょう。 ただ、正座させらていましたので足のシビレには泣かされました。 おかげで今は正座は好きですね。 女子は何をしているのか。 大人の女性が裁縫を教えていました。 私の姉は親から教えてもらわなかても上手にできていました。 各家庭の親は子供に食べさせることで精一杯で、じっくり教えることができなかったのでは。 かわりにこういう機会を利用して教えていたのでしょう。 色気の少し出てきていた私はコソッと覗きました。 「コラッ!男クセニ女ゴとこを見ンッナ」 後ろを振り返ると木刀を振り上げた大人がいました。 一括されてじっくり見れなかったのです。 慌てて逃げ出しました。 他の子供はゲラゲラ笑っていました。 「コラッ!!笑ッナ」 今度はその子供たちも怒られていました。 大人は怖い!本当に怖い!! そういう存在でした。 こういう風習も子供が減るにつれなくなりました。 |
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とてもいい話ですね。わたしも子供の頃お坊さんからいろいろ教えてもらいました。 |
What's up? 2012/04/27 09:40 |
コメントありがとうございます。 |
What’s upさんへ 2012/04/30 08:41 |
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